Speed Wi-Fi NEXT W04のスペック・デメリットはある?

WiMAXには対応している機器がいくつかあり、自分が好きな端末を選んで利用することができます。
WiMAX対応機器のうち、最も新しい端末が「Speed Wi-Fi NEXT W04」です。これまでの機種よりコンパクトになり、最大440Mbpsの高速通信やBluetooth接続に対応しているなど、新しい機能を多く搭載しています。
今回はSpeed Wi-Fi NEXT W04のメリット・デメリットを紹介します。
Speed Wi-Fi NEXT W04のスペック
Speed Wi-Fi NEXT W04のスペックをまとめると以下の通りです。
製品名 | Speed Wi-Fi NEXT W04 |
製造元 | HUAWEI |
対応ネットワーク | WiMAX 2+、au 4G LTE |
質量 | 約140g |
外形寸法 | 約H130×W53×D14.2mm |
W-Fi規格 | 5GHz帯:IEEE802.11ac/n/a 2.4GHz帯:IEEE802.11n/g/b |
連続待受時間 | 約850時間(休止状態時) |
Speed Wi-Fi NEXT W04はSIMフリースマホで有名なHUAWEIが製造しています。
WiMAX 2+の高速通信に加えてau 4G LTEにも対応しているため、ハイスピードプラスエリアモードを使うことができます。
また、横長だったこれまでの機種と違って縦長になっており、よりコンパクトで持ち運びもしやすくなりました。
Speed Wi-Fi NEXT W04のメリット
- 下り最大440Mbpsの高速通信に対応
- Bluetooth接続ができる
- コンパクトになり持ちやすさと操作性が向上
- 状況に合わせて3つのパフォーマンスモードを切り替えられる
下り最大440Mbpsの高速通信に対応
Speed Wi-Fi NEXT W04最大のメリットはWiMAX 2+の下り最大440Mbpsの高速通信に対応していることです。
どれだけWiMAX回線が速くなっても、それに対応していない機種を使っていてはその恩恵を受けることはできません。
Speed Wi-Fi NEXT W04は最大速度440Mbpsの高速通信に対応しているため、サービスエリア内であれば高速通信による快適なインターネットを楽しむことができます。
なお、最大440Mbpsに対応しているサービスエリアは順次拡大中で、まだまだ利用できないエリアもたくさんあります。
どの通信速度まで対応しているかはUQコミュニケーションズのサービスエリアマップで見ることが出来るので、契約する前に確認するようにしましょう。
Bluetooth接続ができる
Speed Wi-Fi NEXT W04はWi-Fi接続だけでなく、Bluetooth機能を使って接続することもできます。
Bluetooth接続はWi-Fi接続よりも消費電力が少ないため、バッテリー残量を節約したいときに役立ちます。
ただし、Bluetooth接続はWi-Fi接続と比べると通信速度が遅いです。
バッテリーよりもパフォーマンスを重視する場合はWi-Fi接続のほうが良いでしょう。
どちらも一長一短あるので、状況に合わせて使い分けるのがおすすめです。
コンパクトになり持ちやすさと操作性が向上
Speed Wi-Fi NEXT W04は従来のWiMAXのルーターと外観が大きく変わりました。
これまでの機種は横長で画面も横向きでしたが、W04は縦長になり、画面も縦向きになりました。
縦向きの画面になったことで、タッチ画面の操作が縦スクロール操作に統一されたので、操作性がアップしました。
また、スティック型になりサイズもコンパクトになったので、片手でも簡単に持てるようになりました。
カバンの隙間やポケットにも入りやすいので、持ち運びやすさも向上しました。
なお、スタンド型専用充電器「クレードル」に設置する際は横向きで、画面も自動的に横向きのデザインに切り替わります。
状況に合わせて3つのパフォーマンスモードを切り替えられる
Speed Wi-Fi NEXT W04には「ハイパフォーマンス」「ノーマル」「バッテリーセーブ」の3つのパフォーマンスモードがあり、自由に切り替えられるようになっています。
モードによって、バッテリーの持ち時間が異なります。各モードのバッテリー使用時間は以下の通りです。
ハイスピードモード時 | ハイスピードプラスエリアモード時 | |
ハイパフォーマンス | 約390分 | 約260分 |
ノーマル | 約540分 | 約390分 |
バッテリーセーブ | 約640分 | 約550分 |
ハイパフォーマンスはとにかく高速通信を行うことを重視するモードです。
バッテリーの持ちは悪くなりますが、最大のパフォーマンスを発揮するので動画を視聴する際やゲームをプレイする際におすすめです。
ノーマルモードはパフォーマンスとバッテリー持ちのバランスが良い標準モードで、初期設定ではノーマルモードになっています。
とくにこだわりがなければとりあえずこのモードで良いでしょう。ノーマルモードでも9時間はバッテリーが持ちます。
バッテリーセーブはバッテリーを節約し、長持ちさせることを重視するモードです。
長時間使う時やバッテリーが少なくなってきたときなど、少しでもバッテリーを長く持たせたいときに使うと良いでしょう。
Speed Wi-Fi NEXT W04のデメリット
- バッテリー持ちは他機種に劣る
- クレードルにアンテナがついていない
バッテリー持ちは他機種に劣る
Speed Wi-Fi NEXT W04はバッテリー持ちが他の機種より悪くなっています。
高速通信やBluetooth接続に対応し、また本体サイズもコンパクトになったためバッテリーの容量が以前の機種よりも小さくなってしまいました。
それでもノーマルモードで使えば9時間は持つので普段使いであれば問題ないですが、長時間使う人はバッテリーセーブモードを使うなどしてバッテリーをなるべく持たせるような工夫が必要です。
クレードルにアンテナがついていない
Speed Wi-Fi NEXT W04専用のクレードルにはアンテナがついていません。
前機種であるSpeed Wi-Fi NEXT W03のクレードルには拡張アンテナが付いており、クレードルに設置することで電波の受信強度が強くなります。
ところがW04のクレードルにはそういったアンテナがついていないため、受信強度に変わりはありません。
W04は単体でも高速通信に対応しており速度が速いですが、WiMAXは屋内だと電波をつかみづらいことがあります。
そのため家庭で使う場合はクレードルに設置したW03のほうがW04より通信が安定し、速度も速いかもしれません。
外出先でしか使わないなら問題ありませんが、クレードルを使って家庭で固定回線の代わりに使いたい場合は注意が必要です。
Speed Wi-Fi NEXT W04の評価まとめ
今回はSpeed Wi-Fi NEXT W04のメリットとデメリットについて解説しました。
Speed Wi-Fi NEXT W04は最大440Mbpsの高速通信に対応しており、サービス提供エリア内であれば高速のインターネットを楽しむことができます。
今までの機種よりコンパクトになり、持ち運びもよりしやすくなりました。
WiMAXを外出先で使うのがメインなら、端末はSpeed Wi-Fi NEXT W04がおすすめです。